※ このイベントは、All the Ms. Brights主催のイベントではありません。「知りたかったことを知ることが出来た」という声を多く頂いたイベントでしたので、その一部をブログコラム形式で紹介させて頂きます。

国際女性力向上委員会（国女“コクジョ”）を友人8名と立ち上げてから約2年弱。
メンバーそれぞれの興味や関心に基づいて、現地の人達と知識をシェアしたり、共に学び合う趣旨で、これまでイベントを開催してきましたが、第7回目にして、初めて他団体との共催イベントを開催するまでに至りました。

テーマは「健康 “ヘルス”」

薬剤師である自分が、新たな地で、薬剤師ではなく、一人の国女メンバーとして取り組みたかったテーマでもあります。

移住から3年

カナダに来てから、もう少しで3年が経とうとしていますが、この3年間、色んなことを考え、経験し、自分なりに新しいことにも挑戦してきました。
その中で、自分のやりたいことが徐々に変わってきた様子を、今日はお話してみようと思います。

大学時代から学生組織を通して、常に医療関係者達とからみ、夢を語り合ったり活動を共にしてきた自分にとって、いつしか「日本の医療や薬学をより良くしていくこと」がパッションとなり、それが夢になり、使命と感じるようになりました。

当時は無我夢中で、語り出すとつい熱が入ってしまうくらい本気になれるものでした。
その当時の自分は、（自分で言うのもなんですが、）結構好きで、こんな風にずぅっと生きられたらなぁ、と思うほどでした。

photo by Yoko

女性達の葛藤　「キャリア vs 結婚」

同時に、温かい幸せな家庭を築くという、一女性としての夢も捨てきれず、そんな時にめぐりあったパートナーとの出会い。

悩みに悩んだ末、キャリアよりも、妻になる道を選んだわけですが、移住した当初は、もう一方の夢もあきらめられず、カナダで薬剤師になってその意志を継続させることが、自然な考えとして自分の中にありました。

そこで始めた、薬剤師免許取得のための勉強。
勉強は、自身の体の不思議が解明されていくので、決して苦ではありません。むしろ、突き詰めれば突き詰めるほどワクワクしてくるので、医療を専攻して良かったなぁと思うほどでした。（試験期間以外はｗ）
英語で学び治すのは、わからない単語が多すぎて四苦八苦していますが…

全てをいったんゼロにすることで見えてくる世界

ただ、薬剤師の仕事から少し離れ、全く異なるバックグラウンドや文化の人達と関わるようになったことで、今までと違う視点で物事が見えるようになったり、忘れかけていた自分自身を見つめる機会にもなりました。

✤ 自分が本当に好きなものは？
✤ 一番幸せを感じられることは？
✤ 趣味・得意なことは？

日本で仕事をしていた時は、仕事が生活の大部分を占めていたので、趣味の時間はありませんでした。
カナダに移住後すぐは、逆にその生活が逆転してしまったので、時間を持て余す感じでしたが、少しずつ昔好きだった趣味を再開したり、料理やお菓子作りに凝ってみたり、薬剤師時代にできなかったセルフネイルを楽しんだり♪

日本からの仕事の空き時間に、新しいことが出来る新鮮さを感じながら、本来の自分らしさを探す時間を持つことが出来たのです。

今の自分にしかできないこと…とは？

もちろん最初は、周りが順調にキャリアを積んでいる中、自分だけが取り残されてしまったような感じがして、自分の決断に不安を抱いたり、焦燥感に襲われて家から逃げ出したこともありましたが、

「これも、自分自身と向き合う良いチャンス。今の自分にしかできない、カナダにいるからこそできることが絶対あるから頑張って見つけてね！」

という親友の言葉を信じて挑戦してきたことで、少しずつ道が拓けていったように思います。

考えた末に導いた結論とは…？

長くなってしまったので、次回の記事で、「たどり着いた答え」についてお話ししたいと思います。

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